砂子 満明 先生

(享年69 歳)2016年5月 31日逝去

家城 佳夫

 

  私が富山へ帰ってきて三年目くらいだったと思いますが一人の青年が東北大学歯学部の砂子というものですが天然歯をいただけないでしょうかと我が家を訪ねて来てくれたのが先生との初めての出会いでした。大学を無事卒業して富山市で開業した先生と逢ったのはそれから 10年以上過ぎてからだったと思いますが、スキー同好会で一緒に滑り、釣り同好会ではあまり釣れませんでしたがカラオケ同好会で歌い、そして写真同好会でも一緒に写真を撮りました。

 カラオケなんて絶対やらないと頑固に拒否して飲みに行っても歌わなかった先生にカラオケ同好会の会長を頼んだところ、やってみるかなと簡単にうけてもらい、誰よりも熱心に出席され歌も上手くなられた時はびっくりしましたし、写真同好会でもいつも最後まで頑張って撮り続けておられたのが、印象に残っています。富山市歯科医師会が富山市と連携して在宅寝たきり者訪問歯科診療事業に取り組んだときには、担当理事として先頭にたって頑張っていた砂子先生、又、酒が苦手だと言っていた先生が富山市主催の健康フェスティバルでアルコールのバッジテストの結果、飲める口ですよと言われて急に飲めるようになられたのには驚きましたが、何でも一生懸命努力をすれば出来るようになるんだということを先生から学んだような気がしています。

 

 

 

 

写真同好会について

写真に興味のある会員が作品展や撮影会を通して富山の四季を切り撮っています。カメラが劇的に進化した現在、簡単に写真が撮れるようになりましたが、少しでも心に残る写真が一枚でも撮れるよう工夫研鑽を積み重ねて行きたいと思います。